第三部 第十ニ話「青島萌香は歌ってる」 いつもの歌声が聞こえない、静かな町。萌香のいない、退屈な日々。 やがてあなたは歩き出す。交わした約束を果たすために、思いを込めた言葉を紡ぐ。 その言葉が届いた時、萌香は再び――